スペインはみ出し旅行記
1894年に着工、120年以上前から工事してる
サグラダファミリアも、

完成したら正面入り口になるという栄光のファサードを残すのみになってて、
内部はおおかた完成してるから、教会
としての機能はもう稼働してるみたい。

帰ってきてからお土産を持って実家へ行ったときに、30年くらい前に親が
スペイン旅行したときのアルバムを見せてもらった。
サグラダファミリアはホントにまだ”工事現場”な状態。受難のファサード側の
ステンドグラスのガラスもまだハメられていない壁面をまだ建設中。
これを見ると、いまだ工事中
とはいえ、それなりにだいぶ工事の進捗は

進んできてるのが判るね。
観光収入で資金も集まるようになり、建設技術も進んで現代の手法を取り入れ、
それで従来よりも工事ピッチも早くなってるみたい。
建設中の栄光のファサード側の内側は仮設なんだろうけど、ちゃんと仕上げ
られてる。
6年後の2026年の完成を目指してるというから、もし次に行くことがあったら
今度は完成した教会を見れそうだね。
内部はステンドグラスだけでなく、柱や天井の装飾、照明も自然光もステキ

天井を映す鏡の台を使って天井の写真を



内部見学するのもきっとオススメなんだと思う。
ガイドブックを見てると、内部は外観の印象とはガラッと変わって、もっと
カラフルだったり、デザインがユニークだったり、テーマパークのようで
楽しめそう。
特に

だけなんだけど、ホントに宝石箱
のように、キラキラ
してて


可愛らしくて綺麗
。

スペインの芸術家ピカソやダリ、ミロの作品を多く収蔵した国立ソフィア王妃
芸術センターや王室コレクションを展示したプラド美術館も鑑賞した。
美術系はトンと疎く、知識も皆無、作品の良さも理解しがたく、私にとっては
あまり興味のない分野なんだけど、ローカルガイドが主だった作品を歴史的な
物語を織り交ぜながら作風や特徴を解りやすく解説しながら案内してくれたので
興味が無いながらも「ふ~ん」「へ~」「なるほど~」という思いで鑑賞

ピカソの「ゲルニカ」という作品は有名らしいんだけど、私は初めて聞く単語。
美術好きにはこのゲルニカの本物を見られることは感動モノらしいんだけど、
実物を見ても色使いも暗く、戦争の悲惨さを描いているとのこと、キュビズムと
呼ばれる、モノゴトを多面的な角度から見たさまを一枚の平面に落とし込んだ
ようなピカソらしい作風なんだけど、これを飾りたい、鑑賞したいと思う感覚が
私にはやっぱりよく解らないなぁ
。

街中のビルに看板のように描かれた絵。これもピカソ作品らしい。
子どもが描いたみたいだけど、ピカソが描いたとなると価値も違うんだろうね。
日本でも売られているチュッパチャップスのキャンディ
。

スペイン発のお菓子で、カラフルな包み紙はダリのデザインなんだって
。

街中ではスプレーを使った落書きが目立った。道沿いのお店のシャッターには
たいてい描かれてた感じ。なんとなく治安が悪いような印象になってしまう
。

これは落書きではなく、カラフルなハンドペインティングされた壁画

書かれていた文字を翻訳してみたら「近所の子どもたちが作った」だって
。

(文字はスペイン語の中でもカタルーニャ語で訳したほうが正解みたい)
街歩きしてみると、店舗看板が少ないなと思った。
ネオンサインのような派手な看板も少ないし、歩道側に張り出している看板も
少なく、店の正面まで行かないとお店なのかどうか判りづらい
。

照明も暗めで、中まで覗いてみないと営業してるのか判りづらい
。

クリスマスシーズン

バルセロナのメインストリート以外はそれほど派手でなく、夜は暗め
。

家々の窓もロウソクの灯りで暮らしてるのか
と思うくらい照明も暗い。

ガイドブックには「この辺りは治安が悪い」と書かれているところもあり、
遅い時間はもちろん、昼間でもなんとなく薄暗さがある。
ガイドからも口すっぱく貴重品には注意、と言われた。
白い村ミハスの広場には、手作りクリスマスツリー

どれもペットボトルなどの廃材を使ってるんだけど、カラフルでカワイイ。
ライトアップされたバルセロナの闘牛場。
闘牛はスペインの国技なんだけど、動物愛護の観点から取りやめる動きがあって
バルセロナでは禁止が決定、この闘牛場はもう使われていないらしい
。

ホテルの朝食会場に飾られていた絵。額の外まではみ出したように付け加えて
描いているのかと思いきや、壁に描かれている絵の上に額を置いているだけ。
オシャレな面白いアイデア
。

街中にあった建物の、ボロボロになったコンクリートの壁に金網を貼り、網状の
格子に毛糸を編み込んで絵柄が描かれてた。これも面白いアイデア
。

スペインはオリーブ大国。
サラダにはドレッシングでなく、オリーブオイルとワインビネガーを回しかけ、
塩をふるだけでシンプルに野菜を味わうのが一般的
。

オリーブオイルをバターがわりにパン
につけて食べても美味しい。

食事の際にはいつもテーブルにオリーブオイルとワインビネガーがボトルで
置かれてた。
スーパーには1回分使い切りサイズのオリーブオイル+ビネガー+塩のセットが
売られてて、お土産に購入
。小分け袋に1セットずつに分けてお土産に配った。

バルでは、客が使った紙ナプキンをそのまま床に落とすのが当たり前らしく、
なので、人気のバルほど、床は汚れているんだとか。
私が行ったバルは、でもそんなことはなく、小ぎれいで賑わってた。
街歩きしてると、そうしたバルはあちこちにあって、店の入り口はオープンに
したまま、中のカウンターで談笑しながら飲食してる人はたくさんいた。
バレンシア地方ではオレンジ推し

ホテルの朝食では、自動生オレンジ絞り機が置いてあって、レバーを引くと
上からオレンジが落ちてきて、半分に切られて絞った果汁がそのまま
飲めるようになってた。
同じような絞り機はスーパーでも見かけた。
好きなサイズのボトルに自分で入れてレジへ持っていく仕組みみたい。
街中の街路樹にもオレンジの木が植えられてて、農園のごとく実がなってた。
食事の際にオレンジジュースを注文すると、果肉混じりの搾りたてが出てくる
ことも。ちょっと割高だけど、フレッシュで美味しかった
。

スペインは生ハムも有名。スーパーでは塊のままサンドバッグのように売られ、
マーケットでも入り口付近の目立つところにお店があった。
お土産にしたくなるけど、購入も持ち出しも出来てしまうのに、日本への
入国時には持ち込めず没収されてしまうので、買うなら旅行中に消費して
しまうこと。
ホテルの朝食で、ジャムやバターと一緒に、イベリコ豚のパテが置いてあった
ので試食。数個をお土産がわりにちょっと拝借
。味見程度のサイズ感がいい。

マーケットの店先に並んでたお菓子。
まるでプラスチックみたいな、毒々しいくらいな着色
。

ホテルの朝食会場のテーブルに置かれてたシュガーを何気なしに手に取ったら、
”シュガー”らしき単語が見当たらず、これシュガーだよね
と思いながら

スマホの翻訳アプリのカメラをかざしてみたら、スペイン語でことわざのような
言葉が書かれてて、ひとつひとつ書かれてる言葉も違った。
上「結婚は、一人でいるときに決して起こらなかった2つの問題の間で
解決しようとすることです。」
下「最高のものを期待しますが、最悪のものに備えてください。」
小説”ドン・キホーテ”の舞台といわれるラ・マンチャ地方。
小説の中身は全然知らないけど、白い風車が並ぶ景色の写真は見たことある。
今回は行かなかったけど、添乗員いわくツアーでこの地方のこと、小説のことを
説明をしようとすると、今の若い人には「駅前のドンキのこと?」と通じない、
とネタ話をしてくれた。
レストランでの食事の際、楽器を持ったミュージシャンが入ってくることが
何度かあった。数曲ギターを演奏し、チップをもらっていく人や、グループで
やってきて、食卓テーブルにCDを広げながら演奏。お客さんの中にはCD
を

買って、バンドメンバーにサインをもらい、一緒に写真を撮ってる人もいた。
生演奏があると、グッと楽しげ、スペインらしい空間になっていいね

この記事へのコメント
タイルを張った建物も多かったですか?
バレンシアオレンジのジュースは贅沢だけれど、皆な、気楽にゴクゴク飲んでいるんでしょうね~
ヨーロッパってなんとなく石造りの同じような建物が連なっている街並みをイメージしてましたが、そういうところもありつつ、大胆なデザインや表現も統一感が無いとか言わず、受け入れてリスペクトしてる感じでした。
普段はジュースってほとんど飲まないし、食事の時はコーヒーを頼むことが多いですが、今回はオレンジジュースばっかり飲みましたよ(^^ゞ